ベントレー コンチネンタルGT エアサス修理
マリオットマーキーズ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日の整備はベントレー コンチネンタルGTのエアサス修理です。
車の車高が落ちてメーターに警告メッセージが出るということでご入庫いただきました。
サスペンションにはコイル式とエア式がありますが、ベントレーのサスペンションにはエア式が使用されています。
エア式はコイル式と違って柔らかく気持ちのいい乗り心地が特徴で、よく高級車などに使用されていますが、空気を使って車高や減衰を調整しているので構造が少し複雑なため故障も少なくありません。
早速車両の点検をしていきます。時間をかけて放置するとハンドルが切れなくなるほど、フロント側の車高が落ちてしまいます。特に右フロントが落ちているので右フロントのエアサス本体に不具合がありそうです。
エンジンをかけてエアサスのコンプレッサーを作動させると右フロントからシューという音がなっており、エアサスのエアバックからエア漏れしていることが確認できました。
他のエアサス回路にもエア漏れがないかの点検を行い、問題がありませんでしたのでお客様にご説明させていただき、今回は右フロントのエアサス本体の交換を行いました。
ベントレーの足廻りはアウディと殆ど一緒でサスペンションを外すにはアッパーアームのブラケットごと取り外す必要があります。
ナックルからアッパーアームを切り離しエアサス本体を取り外すことができました。
あとは逆の手順で組み上げていきますが、エアホースのOリングも交換をします。このOリングも劣化でエア漏れを起こす可能性があります。
組み付け後、エアサスコンプレッサーを作動させて問題なく車高が上がり、エア漏れもありませんでしたので作業完了となります。
今回はベントレーのエアサス修理でしたが、他の車種でも今回のようにエアサスが故障する場合が多いです。
車高が落ちていてもエンジンをかければコンプレッサーが作動するので車高は戻りますが、そのまま放置しているとコンプレッサーにかなりの負荷がかかり、コンプレッサー本体も故障してしまいます。
車高が落ちている気がする方や、警告灯点灯など不安がある方はぜひ弊社へご相談ください。
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